角度探し。
写真って、面白いなと思います。
ちょっとした角度で印象や雰囲気が変わります。
上下ともに同じ被写体の「レアチーズプリン」ですが、上は採用したもので、
下はボツにしたものです。
一見同じ写真の様に見えますが、見比べてみると下の方が写真に重たさと野暮ったさを感じます。
どこが違うかと言いますと「レチーズプリン」のカップの角度が違うのです。
下は上に比べメインの被写体のカップが正面を向いています。
綺麗に収まっている感はありますが、写真に流れがありません。
真正面過ぎ視覚的にそこで阻止され、これ以上奥に目が行きにくいのです。
またサイドの二層のアピール感に欠けます。さらには、トッピングしたブルーベリーに高さがなく、新鮮さが伝わりにくいですよね。
下の鯵の酢漬けも同じで、画面の中に流れを作ってやると野菜の嵩が増したように見え、平面的なものが立体的に見えてきます。
また角度をつける事で、余白も生まれるので、写真に抜け感や透明感が出て来ます。
何かちょっと今日は写真が決まらないわという時は、首を捻る前に、
大々的にスタイリングを変えるのではなく、少し被写体を傾けてはいかがででしょう。
ちょっとした角度で雰囲気も変わるので、流れがある角度を探してみるのも楽しいですよね。
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